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カムイノミ

昨日は突然お店をお休みにしてました。
来てくれた方がいたらごめんなさい。


わたしたちは何をしていたかというと・・・
ここへ行っていました

ユーカラのふる里 二風谷。
アイヌのアシリ・レラさんが暮らす場所です。



いつもこんな形や

こんな形で

毎日お世話になっているエゾシカさん。
彼らの供養のため昨年に続いて2度目となりますが
『カムイノミ』と呼ばれる古くからアイヌの人々の間に伝わる儀式に
参加させてもらいました



カムイノミ
アイヌ語で ‘カムイ(神、または霊的存在)への祈りを捧げる’ を意味する信仰儀礼。
火を炊き、供物を焼いて自然神や先祖の霊を鎮めるために祈る。


二風谷到着は午前11時。
儀式はここ(チセ)の中で行われます。
チセの向かって右端の窓が神様の通り口。

この窓の外には巨大なイナウ(inaw 一本の木を削りだして作った祭具。人間と神の交信役)と
クマの頭蓋骨が供えてありました




わたしたちの供物は穀物。鹿革の袋に入れて持参しました



写真中央に座っているおばちゃんが『アシリ・レラ』こと山道康子さん。
アイヌのシャーマンです。
ここに長く住んで、アイヌ語や伝統文化を伝える『山道アイヌ学校』を主宰する傍ら、
今では執筆活動や講演会など、各地からのオファーで日本中を飛び回る多忙な毎日のようです。


男性陣は頭に刺繍の入ったハチマキ(魔除け)をして年齢順に神の出入口側に座ります。これは窓から入ってくる自然神が女性であるため。男性が窓側に座ってお出迎えするということです。

レラさんは火の前に座り、アイヌ語で祈りを唱えながらイナウを丸めて火の中に差し出していきます。

寅柄のアイヌハチマキが似合っているS氏。


チセ内部の窓や玄関の両端、いろりの四隅などにもイナウと塩。
神が入ってくると、このイナウが揺れたり、ねじれたりして知らせてくれるそう。



『供物を燃やす』という行為は
人間の感謝の気持ちを煙や匂いという媒体にのせて神へ届ける
という意味をもっているそうで
『メキシコに伝わる儀式も同じ性質をもっている』と言うレラさん。
確かにメキシコの儀式でもコパルと薬草と炭を燃やしてました。
そこから出る煙と匂いは神へ届けるためのものだったんだ。。。


供物が燃えて立ち上がる大きな炎の中に
龍神や虹、先祖の顔などが現れるのをレラさんは見るという。
参加しているレラさんのとこの住人や近所のおばちゃんたちは皆、
携帯のカメラをスタンバイして炎が上がるのを待ち構える。
その炎を写真に収め、カメラが切り取る炎の形を
通じて神を認識するのだそう。
古代と現代が混じり合ったおもしろい光景です。



男性は一人ずつ盃に注がれたお酒を、独特の作法で神様に捧げてから飲みます。
それから、この日のために用意されたアイヌ料理のごちそうとお菓子などを皆で分けて頂きます。
傍らで、レラさんはこれらの食べ物も火の中へ捧げていきます。
写真右から「ocho」なくい、「みさを」のあいちゃん。すっかり溶け込んでます。


皆でレラさんを囲んで火にあたりながら食事をして儀礼はおしまい。

このあと、隣接する学校などを見せてもらいました。





学校内部。







カムイノミに参加していた近所のおばあちゃん。
「作ってから初めて袖を通した」という自作の羽織を嬉しそうに着ていました。
すばらしい手仕事だった。





というわけで
アイヌの人々の信仰に触れ、改めて今年も一年感謝の気持ちを忘れずにいたいなと。


なにげに心に響いたのは
レラさん家のトイレをお借りしたときに、壁に貼ってあった「日めくり」に書かれていた
『良寛』のこんな詩と、子供が書いたお正月の書き初めの一言かな。



『丁度良い』 良寛

おまえはおまえで丁度良い
顔も体も名前も姓も おまえはそれは丁度よい
貧も食も親も子も息子の嫁もその孫も それはおまえに丁度よい
幸も不幸も喜びも、悲しみさえも丁度よい
おまえにとって丁度よい
地獄へいこうと極楽へいこうといったところが丁度よい
うぬぼれる要もなく卑下する要もなく上もなければ下もない
死ぬ日月さえも丁度よい
おまえはそれは丁度よい
             












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